名古屋の若手税理士のつぶやき

賞与の源泉徴収とは

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賞与とは

賞与とは、毎月の給料とは別に、会社から利益の還元や成績に対する報奨金として支給される一時金のことをいいます。
よく「ボーナス」という呼び名で呼ばれることが多いですね。
夏と冬の年二回支給されることが一般的ですが、法律上明確な規定があるものではありません。
この賞与については、支給額、支給方法、回数、支給時期など、会社が独自に決めてよいことになっており、また、会社に支給義務もないことから、支給しなくてもよいことになっています。
会社が賞与を支給することとしている場合、賞与の支給額やその算定基準について、給与規定や就業規則で定めることとなっています。
このように会社の就業規則等に賞与の支給を定めている場合は、労働基準法上の賃金に該当することとなるため、支払い義務が生じます。
ただ、必ず払わなければならないというわけではなく、就業規則に「業績不振など特別な事由がある場合には賞与を支払わない」といった記載があれば、業績不振の場合には払わなくてもよいことになっています。
このように賞与の支給に関することは、給与規定や就業規則によって定められているといえます。

賞与の源泉徴収とは

賞与について、月給などと同じく、所得税の源泉徴収が行われます。
賞与の源泉徴収の納付期限についても月給などと同じく、支払った月の翌月10日までに納付することとなっています。
さて、実際の源泉徴収税額の求め方ですが、これに関しては月給などとは求め方が違うので注意が必要になります。
まず、賞与から控除する源泉所得税額を求めるために使用するのが下記にもある「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」です。
源泉徴収税額の求め方を見ていきましょう。
最初に、労働者の扶養親族等の数欄の数を見て、算出率表の甲欄の該当する人数を確認します。
この際、「扶養控除等申告書を出していない人は甲欄でなく、乙欄をみます。
このあたりは月給の源泉徴収税額表と同じです。
次に、その労働者に対して賞与が支給される月の前月の給与の総支給額から社会保険料などを控除した金額を求めます。
そしてその金額にあてはまる欄を見つけたらそこから左に見ていき、「賞与の金額に乗ずべき率」を求めます。
最後に、「賞与の金額に乗ずべき率」で求めた率を、その労働者の社会保険料控除後の賞与の金額にかけて、控除すべき源泉所得税額を算出することになります。

例えば扶養が2人、前月の給料が250、000円の人を例にとってみます。
このリンクと照らし合わせて見てください

賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表

まず甲欄の2人の欄を見ます。
そこから、下に自身が該当する給与額の欄を探します。(この場合は133千円以上269千円未満が該当する)
そしてこの欄が該当するところから左に見ていき、賞与の金額に乗ずべき率を探します。
この場合、2.042%とわかることとなります。
そしてこのように求めた賞与の金額に乗ずべき率を社会保険料控除後の賞与の額にかけて、賞与の源泉徴収税額を求めることとなります。

以上が賞与の源泉所得税の算出方法です。
この算出表は使う頻度も月給に比べて少ないこととは思います。
表によって計算する方法が月給とは違っていますので注意してください。

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