名古屋の若手税理士のつぶやき

源泉徴収税額表の見方は

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源泉徴収税額表とは

会社員の場合、ほとんどの人が月給制又は日給月給制(基本給の額が日額で決められていてそれを月払いするような形態)で働いていると思います。
そんな時に所得税の源泉徴収をする税額を決めるのが、給与所得の源泉徴収税額表の月額表です。
このようなものが源泉徴収税額表の月額表になります。

源泉徴収税額表の月額表

さて、実際にこの月額表を見てみると、甲欄と乙欄という欄があることがわかります。
甲欄の下には扶養親族等の数として0人から7人までの記載があります。
一方乙欄の下には扶養親族等の数という欄がありません。
これは、甲欄と乙欄の違いが、その扶養親族がいるかどうかがわかるかわからないか、という関係にあるためです。
甲欄は「扶養控除等申告書」というものを提出している人の所得税額を求める際に使用するもので、一方の乙欄は、その申告書の提出がなかった人の所得税額を求める際に使用することになっています。
少し「扶養控除等申告書」について触れておくと、会社員は毎年最初の給与の支払いがある日の前日までに控除対象配偶者、扶養親族等のデータを記載した「給与所得者の扶養控除申告書」というものを会社に提出することとなっています。
この申告書を提出した場合、源泉徴収税額表の甲欄を適用することになります。
逆に主要な勤務先でない等の理由から「給与所得者の扶養控除等申告書」を会社に提出していない場合は、乙欄を適用することとなりますので、税額が高くなってしまいます。

実際の源泉所得税の算出例

では実際に例を挙げて源泉所得税の算出をしてみます。
この月額表を見ながらみてください。

源泉徴収税額表の月額表

Aさんは今月の給料が社会保険料と非課税の通勤手当を除いた後の金額で、198,000でした。
Aさんには奥さんが扶養親族としており、会社に提出するべき「給与所得者の扶養控除等申告書」にも適切に記載があります。
また、Aさんの会社は月給制です。
この場合のAさんの源泉徴収されるべき金額はいくらでしょうか。
まず、Aさんの給与は月給制なので月額表を見て源泉徴収されるべき金額を求めることとなります。
そして月額表の「その月の社会保険料等控除後の給与等の金額」の当てはまるところを探します。
198,000ですから、197,000円以上199,000円未満に該当しますね。
そこでこの欄を右に沿って見ていきますと扶養親族等の数の欄があります。
Aさんは奥さん一人を扶養していますから1人の欄と交わるところを探します。
すると、そこの金額は3,070円となります。
これがAさんが給料から天引きされる源泉徴収税額となります。
このとき、例えばAさんに扶養親族がいなかった場合には0人の欄と交わるところが該当しますし、子供などがおり、扶養親族が増えれば2人、3人と該当する人数の欄が当てはまることとなります。
扶養の人数が増えれば増えるほど税額も少なくなっていく仕組みになっています。

源泉徴収税額表の見方、わかっていただけましたでしょうか。
給与を支給する立場にある方などにとっては基本的な内容になりますので見方をしっかりと理解されるのをおすすめします。
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