名古屋の若手税理士のつぶやき

資本にかかる税金とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6d5f6156f551071a87741ee3da705c2f_m

資本とは

会社における資本とは一体なんでしょうか。
よく会社を作るときに悩むことの一つとして、資本金の金額をいくらにするか、ということがあります。
資本とは、資産の負債の差額であり、その会社の純資産をいいます。
貸借対照表では、純資産の部に区分され、そこに資本の金額が計上されています。
このように資本金を含めた貸借対照表に計上されている純資産は返す必要のないお金です。
ですから基本的に資本金が大きければ大きいほど、会社の財務内容はよいと言えます。
会社を経営、運営していく上で、資本金の額は重要になってきます。
なぜなら、返済不要なお金がどれだけあるか、という面が指標になるため、会社の信用度に関わってくるからです。
しかし、逆に税金面で見てみると資本金が大きければ大きいほど、税金の負担が増すことになってきます。
これは何故かというと、資本金が大きければ大きいほど、担税力(税金を納める能力)があるという風にみなされるからです。
資本金が大きいと、税務上の特例等を利用することができなくなります。
中小企業に対しては様々な税務上の特例が用意されていますが、中小企業に該当するかどうかは、資本金の額によって区分されています。
具体的には税務上の中小企業は資本金1億円以下とされています。
中小企業というだけで以下のような特典があります。
これは資本金1億円超の会社は受けられない特典です。

①欠損金の繰越控除の制限
②欠損金の繰戻還付制度
③少額減価償却資産の特例
④交際費の損金不算入制度の特例
⑤貸倒引当金の損金算入の特例
⑥各種税額控除の特例

このように、中小企業でないと受けられない特例が数多く存在します。
じゃあ中小企業にしておけばいいじゃないか、という声が聞こえて来そうですが、決してそうとも言い切れません。
会社にとって節税することは大切ですが、何より大切なのは、安定し継続して会社を経営していけるか、ということです。
資本金を含めた純資産が大きいほど安定した経営に繋がりますから、やはり資本金を大きくすることは大切なのです。
ですから経営と節税のバランスをとって、会社の発展にあわせて適切な資本金を設定することが必要です。
最初は小さく設定し、経営が発展したら大きくしていくのがベストであると言えるでしょう。


関連記事

ピックアップ記事

  1. 9480c730de84ec46802a67c291a7359e_m[1]
    売掛金・買掛金とは売掛金の管理は会社経営にとって重要な事柄の一つです。
  2. 38c16ab71e10df4f922003bfa0ddc6e8_m
    固定資産で節税税金の計算をする際に、見積額で計算することはほぼありません。
  3. 8209f62edca0599e753b474de59cb76e_m
    領収書とは領収書は、その品物、サービスの代金としての金銭を支払ったもの、という証明書です。
  4. 479d696980b267fccb2dde4fe26d3e74_m[1]
    会社にかかる税金とは会社には様々な税金がかかります。
  5. 6d5f6156f551071a87741ee3da705c2f_m
    資本とは会社における資本とは一体なんでしょうか。

ブログランキングに参加しています

色々なブログランキングに参加しています。 クリックして応援してくれるとうれしいです。 ビジネスブログ100選 ブログランキング ドット ネット